タンポポの調べ方

身近に見られるタンポポを調べると、ふだんは気づかない身のまわりの自然に気がつくようになります。また、タンポポの分布を明らかにして、地域にどんなタンポポが生えているかその多様性も調べてみましょう。

調査期間:2024年2月1日〜5月31日、
2025年2月1日〜5月31日
調査範囲:高知県内全域
送付〆切:各年の6月10日

調査に必要なもの

筆記用具、ティッシュ(花を包む)、紙で折って作った封筒(包んだ花とタネを入れる)、調査用紙、郵送用封筒、(他にもあると便利:クリップボード、スマートフォン)

調査用紙は下のボタンからダウンロードできます。
[調査封筒ボランティア専用]はボランティア登録されている方のものです、一般の方は一般用調査用紙を、ご利用ください。

1. 花の咲いたタンポポを見つけよう

シロバナタンポポ

タンポポと間違えられやすい植物

家の周りや散歩の途中など、タンポポを見つけてください。
朝早くや雨の日はタンポポが咲いていないのでさけましょう。調査ではケガをしないように気をつけてください。

[タンポポの特徴]
・茎の先たんに花がひとつだけ付きます。
・茎の途中に葉はつきません。
・葉は地面にくっついて放射状に広がってます。

オオジシバリ

ブタナ

オニノゲシ

2. 調査用紙に記入しよう

総苞をよく観察してみよう

タンポポを見つけたら、調べた日・場所、その環境など調査用紙に記入します。花のかたちは横から見て、総苞外片の反り返り具合を記入します。分布図を作るために場所を特定する必要があります。世界測地系の緯度・経度かメッシュ番号のどちらかを必ず記録してください。わからない場合は採集した場所の地図を作成して封筒に同封して送ってください。

横から総苞外片を見る

調査用紙に記入する

調査用紙

メッシュ番号は地理院地図で確認できます、下のボタンで簡易な操作方法をダウンロード可能です。

3. 花とタネを採集しよう

ティッシュペーパーと封筒を用意しましょう

① 花粉がある若い花を選んで花を採集する
② 花をとった同じ株のタネ(実)を探し採集する
③ 花をティッシュペーパーに包み
④ 花とタネを紙で折った封筒に入れます。
タンポポの花をティッシュペーパーに包んで、タネといっしょに紙の封筒に入れてください。
同じ株にタネがなければ花だけで、かまいません。
※ビニール袋は花が腐るので使わないでください。
※高温や多湿をさけて、乾いた状態で保管すれば、すぐに送らなくても大丈夫です。

① 花を採集する

② タネがあれば採集する

③ 花をティッシュで包む

④ 花とタネを紙の封筒に入れる

4. そろったら事務局に送ろう

下の宛先にお送りください。
直接植物園にお持ちいただいてもかまいません。
何カ所か調査したものをまとめて送る場合は、花を入れた袋をそれぞれの調査用紙にホッチキスでとめて、バラバラにならないようにし、大きめの封筒に入れて送るか、お持ちください。

①〜⑤ を再確認、 〆切 6月10日までに送ってください。

届いた調査用紙や花、タネなど事務局でチェックを行い、週1回程度、このウェブサイトの調査一覧に掲載更新しております、ぜひチェックしてください。

■調査用紙の送り先・調査に関するお問い合わせ
〒781-8125
高知県高知市五台山 4200-6
高知県立牧野植物園
高知県タンポポ調査事務局宛
担当:田邉
TEL:088-882-2673
(標本庫直通、土日祝を除く)
FAX:088-882-8635( 代表)
E-mail:
tanpopo_kochi@makino.or.jp

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  • タンポポ調査に関するお問い合わせ